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August 27, 2015

選考会を終えて



8月上旬、川口暮らふと出店者選考会を行いました。

今年は、全国18都道府県より、203組の応募がありました。

例年に比べて出店者数が限られた中、全国各地よりたくさんのご応募いただきましたこと、心より御礼申し上げます。



川口暮らふとは今年で5年目を迎えます。

初心に帰り、ものづくりへの想い、そして川口の魅力を伝えていきたいという視点に立ち、川口近隣を拠点にアートやクラフトに関わる活動をされている方々を選考委員にお招きしました。


改めて今年の選考委員のみなさまをご紹介いたします。

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小山 織(インテリアスタイリスト)

豊かな感性と丁寧な眼差しで伝統的な暮らしの道具や現代の作り手による作品に向き合い、それらを雑誌や書籍などで紹介している。著書に「和の雑貨」(マガジンハウス)、「木の贈りもの」(文化出版局)、「職人気質をひとつ」(NHK出版)、「INSPIRED SHAPES」(講談社インターナショナル)など多数。東京都北区出身。



奥田道子(OKUDA Art & Craftオーナー)

現代美術のギャラリストを経て、陶磁器、ガラス、漆、版画などを紹介するギャラリー「OKUDA Art & Craft」を1997年より川口で開廊。アートやクラフトがある空間を提案している。また「繕ってまでも使いたい器」を暮らしの中に取り入れてもらいたいと各地で金繕い(金継ぎ)の指導も行っている。埼玉県蕨市出身。
http://homepage1.nifty.com/okuda-artcraft/



増井真理子(masuii R.D.R gallery管理人)

2004年より masuii R.D.R galleryをはじめる。(有)ますいいリビングカンパニーが運営する、築50年の古い公団アパートをリノベーションしたノンプロフィットアートスペース。さまざまなジャンルのアートの発表や実験の場としたいと考え、活動を行っている。その他に2010年雑誌「Shinbiyo」連載「美のフォークロア」など。 埼玉県川口市出身。
http://www.masuii.co.jp/rdr-top.html



高橋秀之(senkiya店主)

埼玉県川口市にて家業である植木屋「千木屋」を夫婦でsenkiyaに。現在もこの一軒家を改装しながら、カフェ、雑貨店、ギャラリーをオープン。他にも様々なクリエイターが工房や工場などを構え、この敷地を“KAWAGUCHI SHINMACHI”として仲間たちで魅力的な土地になるように日々盛り上げている。
http://www.senkiya.com/



兵藤由香(くらしの道具店主)

2009年、川口市にくらしの道具を開店する。日々の生活の中にあったり、使っていったら素敵だな、暮らしがより楽しくなるだろうな、と思う道具たちを紹介・販売している。 埼玉県川口市在住。
http://www.kurashinodogu.jp/

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選考はお送りいただいたエントリーシートをもとに行います。
毎年のことながら、実際に作品に触れることができないため、質感や重さなどがわからないというところで難しさを感じるところが多くあります。
写真はもちろんのこと、文章で作品のことをどれだけ伝えていくか、というところも大切になってくると感じました。



選考を終え、選考委員のみなさまにお話を伺いました。
それぞれの視点で出店者の選考をしていただきましたが、自分が使ってみたいと思うか、作品にオリジナリティを感じられるかなどが選考のポイントとして挙げられました。
また、川口暮らふとへ訪れたお客様の暮らしに溶け込める作品か、というところも大切な選考基準となっていました。



エントリーシートに書かれた作品に対するつくり手の想いやこだわりは、わたしたちが川口暮らふとを通して伝えていきたい「ものづくりの精神」であると感じています。
そうしたつくり手の想いが伝わり、新しい発見や出会いが生まれる、そんな場となっていくことを願っています。


今年の川口暮らふとは60組を選出いたしました。
出店者は、近日中に公式ホームページにて公開いたします。