加賀 雅之
作家からのメッセージ
デザインには足し算と引き算の両極があると思うのですが、
僕のつくるものは間違いなく引き算の方に寄っている。
引いて引いて、引いた後にちょっと足す。
そのさじ加減こそが、僕のものづくりの根幹を成しています。
そんな自分自身の作品を思う時、願わくば耳馴染みの良い「BGM」というか、「脇役」でありたい。
劇的に何かを変える必要性は感じません。
作品があることで、ほんの少しだけ暖かくなるような、緩やかになるような。
そんな「時間」であったり「空間」みたいなものを届けられればと願っています。
