ことのはじまりは、今年の
地域紹介ブースでマルシェのような素敵な木箱を使用したい!という実行委員のひとことでした。
そして、そんな夢をかなえてくれる木箱をつくるべく、秋晴れの日曜日に川口市立グリーンセンター近くの
木風堂さんにご協力いただき、「川口暮らふと日曜大工会」を開催しました。
この日集まったのは、川口暮らふと実行委員とサポートスタッフ、建築事務所を営むスーパー助っ人、そして
木風堂の店主であり
新井宿駅と地域まちづくり協議会代表の鈴木さん。また同協議会事務局長の田舛さんも駆けつけてくださいました。
作業を始める前に、木風堂さんよりオリジナルの手ぬぐいをいただき、みんなでかぶります。今日は「おかみさんかぶり」がおすすめとのことで、日よけ虫よけもばっちりです。
そして作業開始。まずは鈴木さんが職人さんの手つきで木材をカットしてくれます。
かっこいいです
段取りを確認するスタッフたち
ただ、実際に作業をはじめてみるとなかなかうまく釘が打てません。鈴木さんや田舛さん、スーパー助っ人さんにコツを教えてもらいながら、少しずつ進めていきます。
ドリルを持参し、慣れた手つきで作業する頼もしいスタッフ
作業を進めていくうちに、だんだんとコツをつかみ上達していきます。たまにほめられると、笑顔がこぼれます。でも油断すると釘がはみ出てしまうので、釘を抜いて打ち直しなんてことも。
一進一退を繰り返し、なんとか木箱が完成しました!
(作業に夢中になりすぎて写真を撮り忘れてしまいました…。)
普段の生活の中で「ものをつくる」ということから遠ざかっていましたが、久しぶりに木に触れたり、釘を打ったり、形を組み立てたりして、だんだんと木材が木箱の形になっていくのを見て、ものづくりって楽しいなと感じる時間でした。
今回はスギの抜き板を使用しましたが、途中で木材が足りなくなるというハプニングが起こり、一部ヒノキの木材を使用させていただくことになりました。
スギの時には簡単に打てた釘が、ヒノキになるとうまく打てなかったりして、木の種類が変わるとこんなにも違うのかと改めて思わされる瞬間でした。
見た目や質感はもちろんのこと、素材によって必要とされる技術もまた変わってきます。素材と向き合いどうやって良さを引き出すのか、つくり手の想いを少しだけ身近に感じることができた1日でした。
暮らふとスタッフが試行錯誤してつくった木箱は、
地域紹介ブースにて使用いたします。
あたたかい目でご覧いただけたら嬉しいです。