October 27, 2011

川口暮らふと ‐photo gallery 2‐

素敵な出店者たちでいっぱいになった並木元町公園。 作品に合わせてブースづくりも工夫している方が多く、とっても楽しい空間でした。ここでは、そのほんの一部をご紹介します。




 






 



 
実演やワークショップも開催されていて、普段はあまり見ることができない制作風景に多くの人が集まりました。


 








October 24, 2011

川口暮らふと -Photo Gallery 1-


お天気にめぐまれて、2011年10月23日(日)午前10時に開場しました。開始早々、会場はたくさんの人で賑わい、熱気に包まれました。

芝生広場にはティピテントが設置され、子どもたちも中へ入ったりその周りをぐるぐる回ったりおおはしゃぎ!


お昼時にはゆっくりご飯を食べたり、寝転んだり、音楽ライブを聞いたり、みんなの憩いの場となった芝生広場。ライブ時には、歌に合わせて一緒に踊りだす子も!



「川口暮らふと」終了いたしました!

2011年10月22日(土)は雨で順延となりましたが、無事23日(日)晴天のもと開催することができました。



多くの皆さまにご来場いただき、ありがとうございました。
熱気あふれる「川口暮らふと」の様子、ブログにて順次アップしていきますので、どうぞお楽しみに!

October 23, 2011

本日「川口暮らふと」開催します!

出店者の皆さま、楽しみにしてくださっていた皆さま、お待たせしました!

本日、天気予報が晴れのため「川口暮らふと」開催します!


昨日からの雨で、公園内の一部はぬかるんでいることろがございますので、歩きやすい靴でお出かけください。また、芝生広場で音楽ライブをゆっくり聞きたい方は、レジャーシートなどをお持ちいただく事をおすすめします。

※順延のため、15時から予定していた音楽ライブ(バセルバジョンさん)と、川口の匠ギャラリー・トークは本日開催できませんが、それ以外のイベントは予定通り開催します。
http://k-kurafuto.blogspot.com/p/blog-page_02.html
(当日イベントなどあれこれ)

それでは、「川口暮らふと」でお会いしましょう!
素敵な一日になりますように。

October 22, 2011

雨天のため明日23日に順延します。

本日開催予定だった『川口暮らふと』は、残念ながら雨天のため明日23日に順延とさせていただきます。
楽しみにしてくださっていた皆さま、大変申し訳ございません。

なお、明日の開催についても、こちらのブログで告知させていただきます。

みなさんにお会いできる事を祈りつつ・・・明日はどうか晴れてくれますように!

October 21, 2011

音楽ライブ 2組目<PoPoyans>

当日の音楽ライブの出演者をご紹介します。

2組目は、PoPoyans さん。
cheru.nonからなるフリーフォークデュオ。
クラシックギター、グロッケンシュピール、ベル等の音色と共にイノセントな二人の唄ごえが重なる。
二枚の自主アルバムを発表後、鈴木惣一郎氏をプロデューサーに迎えたフルアルバム「祝日」を発表。
映画、CM音楽、PVの製作など、二人のやりとりから始まる全ての表現をPoPoyansの作品とし、奔放に活動中。
PoPoyansさんのライブは、芝生広場で13時から始まります。

http://www.popoyans.com/top.html

October 19, 2011

並木元町公園のこと

会場となる並木元町公園は、川口駅東口から歩いて約8分のところにあります。


緑が多く見通しも良いこの公園は、2006年彩の国景観賞「たてもの・まちなみ部門」、2007年都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」を受賞しています。


写真奥に見えるのが、川口市立アートギャラリー・アトリアです。
公園全体の写真を詳しく見たい方は、「flickr」でご覧ください。


芝生広場では、音楽ライブや食ブースの出店があります。
当日のお天気、どうか回復しますように。

META・OTHER・WOOD・CERAMICから4店を紹介します

charan 山田亜衣 →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか
銅・真鍮の時計・花器・モビールやアクセサリーなど、ちいさなものを中心に持っていこうと思ってます。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
はじめまして。charan 山田亜衣です。
銅・真鍮を使い、1つずつ手作業で小物を製作しています。
今回初めて川口で出店させて頂くので楽しみです。秋の空の下、たくさんの方とお話できたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

WAQWAQ →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか
手縫いの革のバッグ、革小物、革や天然石を使ったアクセサリーなどを出品予定です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
昔ながらの植物なめし製法の革は使っていくほどに色が深まり、つやが増し、新しい表情を見せてくれる素材です。毎日の暮らしのなかでじっくりと使い込んでいただきたいものだから良い革を選び、丈夫な麻糸で一針一針、手縫いで丁寧に仕上げています。
大きなバッグ、小さなバッグ、小物、アクセサリーなど、皆さまに楽しんでいただけるよう、お品物を準備しておりますのでぜひ遊びにいらしてください。心よりお待ちしています。

Nem →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか
木の器とスツールを出す予定です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
是非皆さんにお越しいただき多くの人にNemがどのような家具を製作してるかを知って頂ければと思います。

魯久の窯 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか
はじめまして。原田敬子と申します。埼玉の白岡町から参加させて頂きます。
作品は窯出ししたばかり器、白・茶系をメインとしてこれからの寒い季節、ストーブに掛けられる『鳥の土瓶』をはじめお家で毎日使って頂ける様な普段の器、もてなしの大きな器など組み合わせを楽しんで頂ける様なものを作りました。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
参加人数が120組と聞き緊張もしますがイベントでは出逢って直接お話出来る事が楽しみです。ブースに来られた方、お気軽に話しかけてください!
それでは暮らふと市で^^


 

October 18, 2011

TEXTILE・FOOD・OTHERから4店を紹介します

ひなたにて →blogへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
今の季節に似合う、茶色の柿渋染バッグを持っていきます。(とはいえ、季節を問わず染めていますが…)小振りで気軽に持ち歩けるバッグを、ぶらぶらと並べる予定です。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
同じ埼玉県内に住んでいながら、川口には今回初めておじゃまします。
柿渋染めの色合いを、沢山の方に見ていただけたら嬉しく思います。

Cafe FARINA →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
川口でハンドメイダーが集まるカフェとして有名なcafe FARINAです。
公民館等でも講師を務め食育インストラクターでもある店主が作るベーグルサンドやもちもち豆乳パンのサンドの他秋に食べたいガレットやフィナンシェなどの焼き菓子を人気のピーチティーやルイボスティーなどと共にお楽しみ下さい。ブログでもご紹介していく予定です。

Paisano →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
革鞄・革小物を創っています。
<川口暮らふと>に向け、<書く>シリーズ・<財布>シリーズ・新作鞄を用意しようと日々奮闘中!
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
植物タンニンなめし革・真鍮・麻糸などの使うほどに<風合い>が増す素材を使用し、<永く>・<丈夫に>をコンセプトに鞄・小物を製作しています。是非1度手に取ってご覧ください。

maricorima+トコリマイ →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
maricorima ▷ 手あみ作品で、ブローチやネックレスなどアクセサリー中心の作品が並びます。
トコリマイ ▷ イラストレーションを布におとしこんだ作品たちを作ります。 クッションやバッグなど 身近に感じる生活アイテムにして並べたいと思います。

みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
maricorima ▷ 手あみは、手にとったり、身に付けると、なんだかほっとする温かさがあります。ちょっと変わった生き物やカラフルな色がたくさんです。
見て心がほくっと温かくなったり、生活の中に色を添えられたらうれしいです。
トコリマイ  ▷ 遊びこころとすきま を大切に作品を制作しています。作り出すものがあたたかでやさしい世界であってほしいといつも願っています。今回はイラストレーションを身近な生活アイテムにおとしこんでみました。イロトリドリでちょっぴり楽しい そんな作品たちになると思います。是非手にとってみて下さい。


October 17, 2011

インタビュー11(最終回)・・・あちらべ

「人の心が豊かになり、社会に対して少しでも良いきっかけを共に与える事が出来れば幸せ」だとおっしゃる、あちらべの赤羽大さん。活版印刷への想いや活動についてお話をうかがいました。

Q1.あちらべの名前の由来は何ですか。
江戸時代から現在でも使用されている言葉の中に彼辺此辺「あべこべ」という言葉があります。
この言葉の由来は、
あちらのほう+こちらのほう=あちらべこちらべ
これが後に略され、彼辺此辺「あべこべ」となったとされています。
「あちらべ」はものづくりによって、より良い方向(あちらのほう)へという意です。
併せて、今年四月に事務所兼工房として僕らの創作の場「こちらべ」もオープンしました。

Q2.印刷物のほとんどがデジタル化してゆく中で、活版印刷を後世に残すことを目的に活動をされているのは何故ですか。
活版印刷に出会ったのは3年前に建築設計事務所から独立した頃です。
あるきっかけで活版の職人さんにレクチャーを受けながらの初体験。
活字棚に並んだ膨大な文字の中から一文字一文字必死に探し、拾い、
文字間や行間も計算しながら隙間無く埋めて製版し、
インクとともに紙に直接プレスして印刷物をつくりました。
この職人さんとの一連の行為によって生まれるヒトの情報量と
印刷物という物質にとても豊かさと魅力を感じました。
ただし、このままではなくなってしまうという現状。
この活版印刷を通してヒトとの関係性やものづくりの面白さを
これからもずっと伝えていきたいと思ったのが始まりです。

デジタル化に伴い、急速に利便性が向上する一方で、
僕らは大事なモノまで省略してしまう自分を恐れていたんだと思います。

Q3.デザインや印刷でこだわっておられる点など教えていただけますか。
こだわっているというよりも、
僕らがいつも考えていることは「行為が設計されているか」です。

意外と単純なことだったりするのですが、
「なんとなく透かしてみよう」とか「つい撫でてしまう」とか
目的に対してヒトが考えたり動いているかなあと
そんなことを毎回ニヤニヤとじっくり考えています。

デザインや印刷、加工はそれを表現する為の方法だと思っています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
活版印刷を使用したひと味違ったレターセットやカレンダー等をメインに出展致します。
新作のプロダクトも!

作家さんも来場者の方々もきっとヒトが大好きな方が集まるのではないかと思ってますおりますので、
色々な方とお話出来れば嬉しいです!
お気軽に声を掛けてくださいね!
晴れるといいですね!

あちらべ →HPへリンク

October 16, 2011

川口の匠によるギャラリートーク

川口市立アートギャラリー・アトリアで開催中の「川口の匠」展。
毎週土曜日は、展覧会上をめぐりながらアトリアのスタッフが展覧会を分かりやすく解説する「ギャラリー・トーク」があります。22日(土)は、川口の匠によるギャラリー・トークもあります。
ものづくりの街・川口に暮らす匠のお話が聞けるチャンスですので、お聞き逃しなく。


開始時間  15:00~ (約40分程度)
会場     川口市立アートギャラリー・アトリア 展示室にて
出演     山野正幸(和竿職人)/半屋春光さん(からくり人形師)



当日のイベントスケジュールについては、こちらをご覧ください。
(公式ブログ:当日イベントなどあれこれ)

「会場配置図」公表します

当日の会場配置図が公開となりましたので、お知らせします。


詳細は、こちらをご覧ください。
http://k-kurafuto.blogspot.com/p/blog-page_16.html

インタビュー10・・・pièce de souco

筒描きという染色技法を使い、絵を描くように布を染め、制作活動していらっしゃる pièce de souco の須佐莉恵さんにお話をうかがいました。

Q1.先ずは、気になるお名前souco(すうこ)について教えていただけますか。
ちいさい頃、大切な友達から初めてもらったニックネームをブランド名にしました。日々の生活の中で感じる私の色や形をそのまま布に表現していきたい、という気持ちがこめられています。

Q2.筒描きについて教えていただけますか。
筒描きは日本の伝統的な染色技法で、たくさんの行程で染めていきます。
もち米とぬかを染料に混ぜた色糊を作り、筒に入れて、絞り出しながら1色ずつ染めていきます。型は使わずに1点1点すべて手作業で染めていきます。

Q3.染色方法はいろいろとある中で、筒描きをお選びになられたのはどうしてですか。
筒描きは型とは違い、制約のない中で自由に線を描く事ができることが最大の魅力です。私は絵を描く事が好きなので、筒描きを選びました。
また、筒描きは季節や天候に左右され、行程も多いので時間のかかる作業ですが、他の染色技法とは一味違う、深みのある色に染まります。
日本の伝統工芸の力を借りて表現する、という事に日々感謝しながら1つ1つ大切に制作しています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
1点ものの布バッグや小物を出品する予定です。どうぞよろしくお願い致します。

pièce de souco →blogへリンク

October 15, 2011

インタビュー9・・・ねはち制作室

東京の下町で鉢と植物をつくっているねはち制作室。
北住拓也さん、出口絵衣子さんご夫妻にお話をうかがいました。

Q1.ねはちの名前の由来は何ですか。
植物を植えるための鉢で、根の生えたようなデザインのもの。2000年に仕事を始めた時からつくり続けている定番で、“ねはち”とは私がつけた名前です。(出口絵衣子)

Q2.作品はどのようにしてできあがるのでしょうか。
鉢は出口絵衣子がつくり、作風は年々少しずつ変わってきています。植物は北住が家のベランダや室内で主に素焼き鉢で育てている。以前は催し物とか展示会にあわせて鉢と植物を組み合わせたりしたけれど、とってつけた感じがどうしても作品に残り、発見に欠けていたように思う。
ここ数年二人ともそういう世界から離れて、別々にやりたいようにやってきて何かが変わってきました。
僕(植物担当)の側から今、作品のなりたちについて言えば、育てている植物に自分なりの発見とか感じたものがあったとき、それをひきたたせたい、又それを忘れたくないために、素焼き鉢から化粧鉢にはじめて移します。

器は大きさ、安定感、質感や色など一つ一つが違うので、そのなかからこれだっていう器を選ぶ。言うと簡単なことですが、植替えしてはじめて分かるような時もあり、植物に教わりながら出来あがってきます。(北住拓也)

Q3.こだわっておられる点など教えていただけますか。
3つあります
見えない根っこは大事なので、穴のあいていない器や内側に釉薬のかかった器は使いません。根が呼吸しやすいよう、用土も自分なりに工夫して、気持ちよく伸びていくことが何よりなので。 苔をはらないこと。以前は苔をはって展示会などに出していました。
苔をはると、どんなものでも“それっぽく”見えて、自分でも嘘くさく思え、「ああ、苔をはってる暇があるなら、もっとこの一鉢について学ぶことが山ほどあるはずだ」と思い、それ以来はらないことにしました。
三つ目に作品とは直接関係しませんが、僕らの住む下町界隈では、細い露地にトロ箱や植木鉢が所せましに並べられ、おばちゃんたちは朝7時頃には水やりをおえて、花がらをつんだり支柱をたて直したりしています。その風景が好きなので、我が家の一鉢も、その風景に自然ととけこめるものでありたいと願っています。(北住拓也)

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
三月の震災で、器が割れてしまったり枝が折れたりと、色々ありました。

作品数はそのため少なくなってしまいますが、そのなかでいきのよさそうな植物+器を、そして器のみを持っていこうと思っています。
“盆栽”ではなく、見方とかいうものもないので、足を運んでくれた方々が「私だったらこの器にはあの植物の方がいい」とか「俺ならこの植物にはこっちの器をあわせるな」とか近づいて見に来て下さると助かります。
そして是非器を買ってほしい。こんなことを言うと身も蓋もありませんが何も植わっていない器に何が良いかと想うことは、植えられた器をもとめるよりも面白味が増します。多分、植物の側からすれば10人いたら10人のそれぞれの発見とか孤独感を待っているように思えるからです。(北住拓也)

October 14, 2011

音楽ライブ 1組目<表現>さん

当日の音楽ライブの出演者をご紹介します。

1組目は、表現(Hyogen)さん。

【PHOTO】Ryuichiro SUZUKI

異国情緒あふれる音楽を奏でるグループです。
表現さんのライブは、芝生広場で11時から始まります。

▼ http://sound.jp/hyogen/


どうぞお楽しみに~!

工場見学

私達の住む川口は、映画「キューポラのある街」でも知られている鋳物の街です。
現在でも約200社、130の工場が市内にあります。

そんな川口の鋳物工場の中でもこちらの河村鋳造所さんでしか作られていないものがあます。
それは「ベーゴマ」です。
河村鋳造所さんでは、自動車や印刷機などの機械部品を製作しながら、ベーゴマも作っています。
なぜこちらの工場へ来たのかと言いますと、なんとオリジナルベーゴマが作れるのです!
今回は 川口暮らふとオリジナルベーゴマをお願いしてきました。
工場の中には職人さん達が、阿吽の呼吸で作業しています。
皆さん50年60年の大ベテラン!かっこいい!
左側が機械部品の砂型、右がベーゴマの砂型です。

これは樹脂の型。 いろいろなデザインのベーゴマ、どれもかわいい。
樹脂型を砂で圧縮して砂型を作ります。ガシガシガシ

機械部品などの硬い金属から作業をして、最後柔らかい鉄をベーゴマに使います。
いよいよ流し込みますよ。
砂型の上に重石を載せて膨張しないようにします。すごい熱です。集中!
5分程で固まります。固まったら砂型を壊します。エイヤー
案内してくれた日三鋳造所の社長さん自ら砂型を壊してくれてます。エイヤーエイヤー
すると中から出てきました!ベーゴマ!
ありました!川口暮らふとオリジナルベーゴマ!
これを磨いて製品になります。
川口暮らふと当日受付で販売します。
皆さん完成したベーゴマ、楽しみにしててください!

インタビュー8・・・アトリエMORO

「焼物をつくることは草花を育てることによく似ている」とおっしゃっる秋谷茂郎さんにお話をうかがいました。

Q1.この道に進まれたきっかけを教えていただけますか。
もともと動植物がとても好きで、それらを相手にした仕事を考えていたのですが、その頃はバイオテクノロジー一辺倒の時代。理数系の苦手なことと、『触れない』ことに抵抗を感じて、ものを作り出すことが好きだったことから、この道に進みました。
さまざまな素材の中から、手で触れて形を変えて行く土という素材が、僕には合っている様に感じて陶芸の道に進みました。

Q2.うつわを制作される際、どのような想いをこめておられるのでしょうか。
独立したての頃は、周囲から『秋谷にしか出来ない個性的なものを』と求められ、変な気負いに縛られて迷走していました。
独創的なものを求める時代でしたが、疑問も感じていました。
工芸は、攻めるように作ることが出来ません。人が手を加えてそれにより素材が変化する、その繰り返しです。
自然(素材)を征服するのではなく、ともにひとつの形を目指す。
この仕事を続けるほど、強く感じます。
『土が出来る形』という制約の中で、こつこつと対話を重ねて生まれるうつわには、奇抜さはありませんが、やわらかく伸びやかで、静かな品を感じさせます。
毎日の食事のなかで、心地よく過ごしていただける手助けが出来ればと、手触りや口当たりの良さを大切に作っています。
是非、使っていただきたいです。

Q3.修行時代は毎日料理をお作りだったとか、料理とうつわの関係をどのように考えておられますか。
修業時代に師匠から『生命維持のためでなく、俺が美味いなあと喜ぶものを作るように』と言われました。
相手のために心をこめて作るものは、心をこめて作った器に盛りたい。
それがものづくりの基本です。
うつわは料理を盛り付けられて、初めて完成するとも言います。
だから毎日の食事の中で、ロクロの前でより良い形を考えながら作っています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
赤土に白化粧を施した『粉引』のうつわ、カップ・飯碗・小鉢を中心に、出展します。
焼物は焼きあがると硬く乾いた印象になりがちですが、しっとりとしたものを目指しています。
是非手にとって確かめてみてください。

アトリエMORO →HPへリンク

October 13, 2011

WOOD・METAL・FOOD・TEXTILEから4店を紹介します

家具工房Rew Craft →blogへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
箸箱、筆箱、名刺入れ、その他木の小物、スツールなど
壁につけるもの・・・浮き箱、浮き棚、ペグボードなど
もしかしたら・・・・箸削りのワークショップ すべてこれからのがんばり次第・・・。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
普段の仕事はオーダーでつくることが大半なので、オリジナルの作品を見てもらえるのがたのしみです。
野外の展示は天気が一番気がかりです。てるてるを作って祈ってます。

iron warm-plus eda →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
ironwarm_plus(鉄) 生活道具を中心にアクセサリーやキーホルダーなどの鉄小物。
eda(布) 古布等で制作したバックや日常使いの物。

みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
古い質感を持つ物。鉄・布ともに暖かみを感じていただける作品を心がけて制作しております。

あずきび∼んずcafe →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
・白神こだま酵母と国産小麦の手ごねパン
・カフェオリジナルの「胡桃入りベイクドチーズケーキ」と、「かぼちゃのチーズケーキ」は通常400円 のところ、イベント特別価格で350円
・好評の人参サラダと茄子のバルサミコマリネ。有機野菜を使用して更に美味しく。
・無農薬、有機認証の季節のお野菜。
・ワンちゃんのための手作りおやつ&ごはん
・ヘルシーロールサンド

みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
当店はワンちゃん連れOKのお店です。今回の暮らふとでは一つ一つ丁寧にお作りした、体に優しく美味しいデリとデザートを用意しております。是非ご賞味頂ければ嬉しいです。

cocon →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
帆布使いのバック、小物。リネン・コットン地を使ったシンプルなバックや小物。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
シンプルテイストから大人可愛い小物まで、自分で使ってみて、使いやすかったものを形にしております。是非、お手にとってご覧になってみてください。当日、皆様のお越しをお待ちしています^^

October 12, 2011

当日イベント1 『むかしのくらしシアター』

当日のイベントについてお知らせします。

「むかしのくらしシアター」


 70年代から80年代にかけて学校教育用につくられた16ミリフィルムやVHSの映像を特別に上映します。それぞれ、その時代の日本に暮らす人たちのようすをうかがうことのできる貴重な映像ばかりです。
 この機会にむかしの暮らしをふりかえり、変わったこと、変わっていないものなど今の暮らしの変化など改めて発見してみませんか。
 
<上映スケジュール>
[1] 10:0011:00
  70年代のフィルムを中心に
  ・川口のおいたち(20min
  ・手づくりの生きがい‐生活文化の伝承‐(28min 

[2] 12:0013:00
   80年代のフィルムとVHSを中心に
  ・アンデスの人々と生活(20min
  ・くらしと商店街(15min
  ・インドの人々と生活(21min

 [3] 14:0015:00
  70年代のフィルムとVHSを中心に
  ・むかしの道具(15min
  ・かわってきた人々のくらし(15min
  ・川口のおいたち(20min


 映像の中で使われている生活用品、出演している人が身につけている装飾品や衣類、モノに対する考え方や社会のあり方などがうかがえる映像を、マーケットと合わせてお楽しみください。
 (協力:メディアセブン)



 

FOOD・GLASS・OTHERから4店を紹介します

いいだ菓子店 →HPへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
定番の焼き菓子を数種と、色々とお味見できるイベント限定の詰め合わせなどをご用意します。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
はじめまして、いいだ菓子店です。お隣の千葉県で注文販売のおやつ屋をやっています。なにげない普段のおやつを、おとなにもこどもにもお届けしたいと思います。

gemma →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
動物や果物のまち針を展示販売します。
まち針のトップ部分をガラスを溶かして1本ずつ制作しています。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
とても小さい作品なのですが、ご覧いただいて大きく笑っていただければと 思っています。たくさんの方との出会いを楽しみにしています。

靴工房Cacica →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
革の小物や室内履き、ベビーシューズなど。
普段作っている靴のサンプルも展示する予定です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
革や靴作りを身近に感じていただけるよう、日々製作に励んでいます。
初の屋外イベントということで不安もありますが、皆さんと楽しんでいければ良いな、と思っています。

つまみ細工・かんざし かのは →blogへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
つまみ細工のアクセサリ、かんざし、ヘアピン、ブローチ、小さなコームといった小物から、かんざしまで、さまざまな場で使える作品を出す予定です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
正絹着物生地を使用して、つまみ細工のかんざし、アクセサリを制作しています。つまみ細工は舞妓さんや七五三、成人式のかんざしを作る伝統技法ですが、そういった晴れの日の特別なかんざしだけでなく、日常に気軽に取り入れられる和のアクセサリー作りもモットーとしています。ぜひお立ち寄りいただき、ご覧ください。

October 11, 2011

OTHER・CERAMIC・TEXTILEから4店を紹介します

knoten →blogへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
クノーテンはドイツ語で「むすびめ」という意味です。
絵はあたたかさが出るような点描のものを中心に製作し、紙の質感や色、インクの色あいにこだわりながら、手キンと呼ばれる日本製の活版印刷機で季節にちなんだカードを手作業で印刷しています。


Reply →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
150種類以上の消しゴムはんこをはじめ、墨絵のポストカードやレターセットなど
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
街のお店ではなかなか出会えない珍しい柄のはんこや、日常の生活に使って楽しい机上雑貨があります。ぜひ、お気に入りを見つけに来てください。 

かとうようこ →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
食器を中心とした陶芸作品を出品します。日常づかいのできる取り皿や茶器、めし碗など。アクセサリーもすこし。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
日常になじむもの、季節を感じるものをめざしてつくっています。

admi →HPへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
インド伝統技法である木版プリントで作られた、花や動物をモチーフとしたオリジナル柄ののハンカチやバンダナ、フロシキ等が並びます。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
インドの職人の手仕事と、日本人のデザイナーのコラボレートでうまれた布たち。
ぜひ見に来て下さい*
 

October 10, 2011

DM&デザインのこと

「川口暮らふと」のDM、皆さんもうお手元に届いていますか。



素敵なDMを作成してくれたのは、sunshine to you!さん。
服飾からアクセサリーなどのプロダクトからグラフィックまで幅広く制作し、活躍しているデザイナーさんです。生粋の川口っ子いう嬉しい繋がりもあり、今回の「川口暮らふと」では、ロゴやホームページのデザインなどを制作していただきました。


そして、ホームページの制作を担当してくれたのは、山田純平さんです。
川口生まれの山田さんはアーティストとしても活躍していて、作品も制作されています。縁の下の力持ち的な心強い存在で、細かなことろまで丁寧に制作してくれました。


「川口暮らふと」は、こんな魅力的なクリエイターたちに支えられています。
開催まで、あと12日!

インタビュー7・・・QLICO

現在会社員として働きながら、がま口を制作をされているQLICOの渡辺多賀子さんにお話をうかがいました。

Q1.QLICOの名前について教えてください。
よく聞かれる質問なのですが、由来は特にないのです。
ロゴにしたときに字面がきれいで組みやすい、とか発音が親しみやすい、とかそんなことを考えて決めました。

Q2.デザインのお仕事をされてきて、現在は会社員と制作の二足のわらじとの事ですが、がま口制作をはじめられたきっかけなどお話いただけますか。
以前、会社の先輩からお土産でいただいたがま口をずっと愛用しているうちに、こういうのが欲しい、もっとこういう方がかわいい、と色々アイディアが浮かんできて、ある日突然、なんの知識もなく独学で作り始めました。

ですのではじめは何度も失敗しましたが、こういうのが作りたいという明確な完成図があったので、完成までの制作工程も楽しかったです。

完成品を友達にプレゼントしたら自分が思っていた以上に喜んでくれたのがきっけかで、少しずつ数を増やして、クラフトマーケットやデザインフェスタに出店しはじめたところ、いろんな方からお声をかけていただけるようになって現在に至ります。

Q3.外観とはまた違う世界がぱかっと口が開くと展開しますね。がま口の外側と内側、布のコンビネーションはどのように決まるのですか。
内側の生地は、表地がさらに引き立つものを選んでいます。それと、開けたときに「わぁ~」とときめきがあるか、などです。案外、表地を選ぶより裏地を選ぶほうが大変だったりします。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
いつも一番人気の丸いがま口(ホームページに掲載しております)や、縦長のがま口、眼鏡ケース、最近出来上がったばかりの親子がま口プチバックなどです。丸いがま口はご自分用に購入されるのはもちろん、プレゼント用にする方も多数いらっしゃいます。最新のプチバックも使い勝手がよいと高評いただいております。

川口暮らふとへいらしたら、お散歩ついでにお気軽にお立ち寄りください。お待ちしております。

QLICO →HPへリンク(近日リニューアル予定)

October 9, 2011

インタビュー6・・・atelier sora

atelier soraは、大きなものから小さなものまで制作しています。金属を用いて作品をつくられている柴崎智香さんにお話をうかがいました。

Q1.金属造形の道に進まれたきっかけを教えていただけますか。
短大の授業で工芸を少し学び、卒業後は別の職業に就いていましたが、叩いていく事で形を変えていく鍛金という技法が心に残っていた事と、大きい物を作ってみたいという気持ちが強くなり、それなら鉄!?と思った事です。

なぜ造形の道へと思い返すと、父が自宅で使うものや趣味のものを手づくりで作っていて、それが自然だった事と、見ているのが楽しかった事が始まりなのだと思います。

Q2.主に鉄、他にはステンレスなどで制作されておられますが、柴崎さんにとって金属とは何ですか。
とても身近な存在で、パートナーであり、先生であり、魅力的で、私を動かす存在です。

「火をつけて鉄を赤める。いい色になったら叩く。」
それを何度も何度も繰りかえす。

火を入れ叩く事によって、鉄の風合い、力強さや優しさなどを感じ、その色々な表情が好きでとても惹かれます。気がつくと素材である鉄から大きな力をもらっています。その力が作品を通して手にとった方や見て下さった方へと伝わり、日々の生活の中で何か感じてもらえたらと思います。

Q3.制作にあたり、心がけておられることをうかがえますか。
用途のある物は使いやすく、素手でさわっても痛くないように仕上げています。
また丈夫で長く使える素材ですのであきのこないシンプルなデザイン+αにするように心がけています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
燭台、鉄皿、ランプシェード、お香立て、フック etc..
10月下旬開催ですので、冬に向けてのアイテムをメインに制作しています。
寒い冬を暖かく過ごすための「したく」の1つに加えて頂けたらうれしいです。

地元埼玉県での「川口暮らふと」で皆さんにお会い出来る事を楽しみにしています。

atelier sora →HPへリンク

October 8, 2011

インタビュー5・・・森想Think!Forest

木工を始める前は、仕事で北海道から沖縄までの自然や森を見て歩いたという田澤祐介さん。佇まいのいい木の家具・小物を作っていきたいとおっしゃっている今にいたるまでのお話をうかがいました。

Q1.学生時代から木でのものづくりを考えておられたようですが、どのようなきっかけ(考えにいたるいきさつ等)があったのですか。
高校の頃、将来は何をやろうか、と日々迷っていました。ちょうど自然保護とか環境問題が注目されだした頃で。アウトドア雑誌を読んでいたら、ある人のエッセイに「これからの時代は森林だ、森林の勉強すると女の子にもてるよ~、」と書いてあったのを読んで。それを真に受けてしまい(笑)、学生時代は森林とか林業の勉強をしていました。

実習やら調査で森を見たり中に入ったりすることも多かったですし、ワンゲルに入っていたので、登山で森や自然に接する機会もありました。

そういうなかで、森とか自然の良さや大切さというのを実感して、森や自然を守ったり、良さを伝えて行けたら、と思ったのです。

あと、小さい頃から工作も好きだったので、家具作りや木工はどうだろうかとも考えました。それを通して森のことを伝えて行けたら、と。

ただその時、本当にやりたいことにいきなり飛び込んでしまうことに不安も感じて。本当にやりたいことは後にとって置いた方が良いんじゃないか、みたいな。

そう言うこともあって、自然環境調査の仕事をしていました木工をするまでは。その仕事もあちこちの森や自然を見ることが出来て、楽しい仕事でしたが。やっぱり一生やりたい仕事はこれじゃないな、と思って30過ぎてからですが木工の道に入りました。

ずいぶん違うことをされてたんですね、と言われる事もあるのですが、自分の中では同じ延長線上にあることと思ってます。どういうアプローチで森や自然のことを考えるか、それだけのことだと思っています。

もの作りというのは、木工に限らず、他の工芸的なことや、料理人なんかでもそうだと思うのですが、最も刺激的で自分が込められることだと思うので。その分、自分が出てしまうのが、怖いところでもありますけれど。

Q2.森想Think!Forestにはどのような背景、想いが込められているのでしょうか。
木で家具や生活の道具を作っている訳ですが、素材である木を扱うときに、それをただの材料としてとらえるのではなくて、かつてはどこかの森の中で樹として生きて立っていたと言うことを忘れないようにもの作りをしていきたい。そう思って付けました。

木で作ったものは良いものだと思います。ただ、実際に生活の中で使うときに、その材料の木が生えていた森のことまではなかなか想いが巡らないとは思うのです。必然性もないですし。

ただ、こんな屋号にすることで、手にとって使ってもらう方に、そんなことを時々思い出してもらえたらとは思ってます。この木が生えていた森はどんな所だったんだろうか、今どんな風になっているんだろうかと。

あとは、あれです。メメント・モリ(Memento mori)という言葉に引っかけたというのはあります。ちょっと大げさですが。

Q3.作品デザインに凛としたものを感じるのですが、デザインする上でこころがけておられることなどお話いただけますか。
「凛としたものを感じる」と、そう言ってもらえるととても嬉しいです。なんというか、声高に存在を主張するようなものでなくて、静かにそこに在る、そんなものを作りたいのです。

たとえば、家具で飾り棚だったら、棚そのものは主張しすぎない。ぱっと見たときには棚に飾ったものだけが見えている。落ち着いて一歩引いてみると棚も見えてくる。一見、目立たず主張してこないけれど、確かにそこに在って空間を作っている。そんな風にしたいと思っています。

暮らしの道具でもそうです。新しく手に入れて使い始めるうちに馴染んできて。いつの間にか日常の一部になって無意識のうちに使っている。けれど、ふとしたときにそれを使っていることにあらためて気付いて、いつも傍にあることに笑顔になれる。そんなデザインをしたいと考えています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
木の皿やトレーのようなものや、コーヒースコップとか。急須と湯飲みを組んで収納できるお茶道具箱なども持参するつもりでいます。あと、いま、新しくタオルラックのようなものも考えていて、なんとか間に合わせたいと思っていますので、是非、覗いてみてください。

森想Think!Forest →HPへリンク

October 7, 2011

インタビュー4・・・原田陶窯

原田陶窯は、原田譲さん、原田奈央さんご夫妻の工房です。中国・朝鮮古陶磁から先人の遺した知恵・技術を探られているというお二人に、お話をうかがってみました。

Q1.窯業との出会い、この道に進まれたきっかけなど教えていただけますか。
大学卒業後、陶芸というわけではなく漠然と工業デザインとしての器作りをしてみたいという思いがありました。が…、勉強をしたのは手工芸としての焼物の産地である茨城県「笠間」でした。そのため土を練り、ロクロを回す、ということに最初は抵抗がありましたが、次第に体を使ってモノを作る楽しみを知ってしまい今に至ります…。(原田譲)

母が器好きで、幼少期から手でつくられた器に親しんでいました。母は陶芸教室に通っていたので、機会があったら私も挑戦したいと思っていました。学生のとき、実際に土に触れる機会があり、「陶芸を一生の仕事にしたい。ちゃんと勉強したい。」と決めました。(原田奈央)

Q2.3月の大震災では茨城県内の窯の被害が多かったと聞いております。茨城でお育ちになり、学ばれ、現在窯をかまえておられるお二人にとって、この震災はどのような影響がありましたか。
私たちが今暮らしている茨城県城里町というところは周辺の「笠間・益子」に比べ被害が少なく2週間ほどで仕事を再開することができました。今回の大震災は非常に広範囲であったためまったく被害の無い方はいないかと思います。被害の少なかった今の現状に感謝しながら今まで以上に良いモノを作っていきたいと思っています。

Q3.中国・朝鮮古陶磁から伝わってくるもの、感じられるものなどをお話ししてくださいませんか。
ホームページでは少し大げさに書いてありますが…、中国・朝鮮の古い焼物が好きということで、その跡を追いかけています。そのため私たちの作る器は今の暮らしの中で必ずしも使いやすい「サイズ・カタチ」のモノばかりではありませんが、過去の一つの様式として楽しんでお使い頂ければと思っております。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
楽しんで見て頂けるよう、こまごまと色々なモノを並べてみます。

原田陶窯 →HPへリンク

October 6, 2011

インタビュー3・・・MellowGlass

ほがらかな毎日をカタチにされているというMellowGlassには、1点しかつくることのできない型を用いての作品があります。制作されているタナカユミさんは長野県からの参加です。お話をうかがってみました。

Q1.素材であるガラスとは何ですか?
ガラスは炉で溶けているときは 熱い熱い素材であったり
カタチとなり存在するときは 冷ややかでクールな素材であったり キラキラ
と美しいものであったり。たくさんの表情をもっています。

私にとってのガラスは 私の気持ちをあらわす素材です。
うれしかったり たのしかったり なつかしかったり
わたしの心のなかにあるカタチを素直に表現することができる素材だと思っています。

ひんやりとして冷たいガラスから あたたかい空気感のある作品をつくっています。

Q2.作品づくりで心がけておられることをお話いただけますか。
ガラスは透明で透かしてみることができます。
心のなかも透かしてみられている気がしています。

いつもガラスの制作をするときは 穏やかな気持ちで制作をしています。
モヤモヤしたり 悲しかったりするときは
制作はせず 散歩をしたり 心の空気を入れ替えてから作品づくりをします。

そして肝に命じていることは
たくさんの手間をかけた工程を がんばりました作品としてカタチにするのではなく
工程や過程など感じさせない 1つの存在として心にスーッと入ってくる作品づ
くりを心がけています。

Q3.どのような技法で作品をつくられているのか教えていただけますか。
私の作品はパート・ド・ヴェール(フランス語: Pâte de verre)という技法でつくっています。

紀元前16世紀にメソポタミアで発明されたこの技法は量産には向かないため絶えてしまいます。1880年代にフランスでこの技法が復興されましたが、技法を秘密としたため2度目の消滅をします。1970年代に入り復興された技法。

 私の場合は
 1.カタチとなる原型を粘土でつくります。
 2.粘土を耐火石膏にて型どりします。
 3.石膏型から粘土をキレイに取り出します。
 4.ザラメ状の粉ガラスを石膏型に詰めます。
 5.電気炉でガラスを溶かし ゆっくり冷まします。
 6.石膏型を壊して作品を取り出します。
 7.仕上げ加工をして完成となります。

粘土を原型としてつくる石膏型は 壊して作品を取り出すので 1点しか作品をつくることができません。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
お家の街並みや お茶の時間に使えるプレートなどを出展します。

MellowGlass →HPへリンク

October 5, 2011

FOOD・TEXTILE・CERAMICから4店を紹介します

te.to.te&ざぱん →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか  
焼き菓子、スコーン、シフォンケーキ、ジャム、天然酵母パン
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
私たちの手からみなさんの手へ 小さな幸せをお届けしたい・・・ そんな思いで体にやさしい素材を使って、ひとつひとつ手づくりしています。国産素材を中心にオーガニックのものも取り入れながら、和素材を使った懐かしい味や、季節を感じていただけるものも作っています。(卵・乳製品不使用の焼き菓子もございます)
天然酵母パンは自家製レーズン酵母を使い、卵・乳製品不使用で作っています。

前田美絵 →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか  
器、花器などを出展致します。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
どうぞゆっくりとお手にとってご覧頂けたら幸いです。 

pottery nanakamad →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか  
陶器の食器、花器、置き物など
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
新潟で作陶しています。 
日々の生活の中、使うことでほっとできる器をめざして作っています。

羊手織工房Sheep Workshop →blogへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか  
手紡ぎ手織りのウールマフラー・ショール・ブランケット、手紡ぎ手織り布を使った帽子、カシミヤの手織りマフラー・ショール、他
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
カシミヤの一部を除き、すべて草木で染めています。
手紡ぎ手織りの羊本来のふんわり暖かな感触や軽さを実際に感じていただければと思います。

October 4, 2011

CERAMIC・WOOD・FOODから4店を紹介します

辻中秀夫 →blogへリンク 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか  
皿や碗などの器、小さな一輪ざしなど白い釉薬の陶器。手触りや大きさにこだわった、シンプルな現代の道具です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします 
川口は初めての場所。たくさんの人に会い、お話できたら良いなと思ってます。

petalwork →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
スツールや木の照明、引き出しのついたミラー、ヘアアクセサリー、額、一輪挿し、プリザーブドフラワーと木を組み合わせた小物など他にも日々の暮らしが少し楽しくなる様な家具や小物を出品致します。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
木工担当の夫と、お花・植物担当の妻と川口で家具や小物を作っています。近所でこの様なイベントに参加できる事になり、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

cafe couwa →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
手づくりのクッキー、ジャム、おいしいごはんもお出しする予定です。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
川口からは車で4~50分程の、久喜市菖蒲町でカフェを営んでおります。
昭和の日本家屋を改装し、不揃いの机やイスを並べ、古いもの、懐かしいものと、新しいものが調和した、雑然としてはいますが、きっと、ゆっくりと、のんびりと、寛いで頂ける様な空間を作りました。
喧騒から外れた田舎で、心地よい音楽と、全て手作りで丁寧にお作りする、コーヒー、ケーキ、ごはん、でお客様をお待ちしております。

ヘブンズテーブル →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
川口暮らふとでは、「自家製酵母で作ったパンやスコーン」、その場で焼く「焼きたて酵母ワッフル」を販売いたします。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
初めまして、ヘブンズテーブルです。
川口市内でパン教室、ケータリングサービス、イベントなどでのパン販売を行っています。地元川口で開催されるクラフトフェアに参加出来て嬉しいです。
当日、沢山の方にお会い出来るのを楽しみにしています。

October 3, 2011

「川口の匠」の本が出版されます

ものづくりに携わる職人たちを取材してまとめた一冊の本、「川口の匠」が6日から出版されます。


川口の匠たち12人の思いを紡いだ珠玉の1冊。
「川口暮らふと」の時もアートギャラリー・アトリア内で販売しています。
ぜひお手にとってご覧ください。


WOOD・TEXTILE・CERAMICから4店を紹介します

木や 古工房
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
主に一輪挿しです。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
「あっ、面白い。」と、ちょっと微笑んで頂ければ。  

miyazono spoon →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
大・中・小の木のスプーンと○○専用スプーンを出店予定です。 
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
食べものをイメージしながら、”こんなスプーンがあったらいいな” をかたちにしています。手に取って、お気に入りの1本を探していただけると嬉しいです。

kofuku to sutai ya 
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
アンティーク、デットストックなどの布を使用して作った、スタイ、子ども服、小物を出展する予定です。
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
初めての参加です。生まれ育った川口でのイベント。楽しみにしています。たくさんの方とお会い出来ますように。

陶房風花 →HPへリンク
川口暮らふとに並ぶものは何ですか 
炭化焼締めの渋めの器がメインとなります。器だけでなく、チョーカーなどのアクセサリーも楽しんでいただければ・・またオリジナル小鉢にミニ寄せ植えや苔玉などの癒し空間も・・(緑の製作MICHIYO)
みなさんへのアピール/メッセージをお願いします
どの器も控えめに主張することを心がけています。気に入って大切に使っていただければこの上ない幸せです。また緑も小さいながら、季節を感じる大きな存在です。

October 1, 2011

インタビュー2・・・KENRIKI

埼玉県に工場のあるKENRIKI。受注生産にこだわり、オリジナル家具を製作されている寺山宗男(てらやまのりお)さんにお話をうかがいました。

Q1.木工の道に進まれたきっかけを教えていただけますか。
もともと漠然とプロダクトデザインの道に進もうとしていましたが、木工というものに出会ってしまい、結果、今のスタイルになりました。
「ものを作る」という方向から製品をデザインするというのもなかなかいい事だと思っています。

Q2.ブランドコンセプトに、生活の主役はそこに暮らす「人」であり、長く付合える素敵な脇役を作り続けたいとありますが、家具づくりで心がけていらっしゃることは何ですか。
時代に合っていないかもしれませんが、生活の道具は控えめでいいと考えています。
このコンセプトは現時点ではKENRIKIの目標という感じでしょうか。やりきるにはまだ時間がかかりそうです。

Q3.広葉樹を主な材料としておられるのは、どのようなお考えからでしょうか。
家具に適しているからだと思います。また、好きなんだと思います。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
現行のモデル他、本年度秋のテーマであるキッチン用品をメインに展示しょうと考えています。
その他、歌人の枡野浩一さんからのご協力により、オカモチ本棚を展示します。

KENRIKI →HPへリンク