〜調理しながら、生産者の想いに触れる〜
できあがった料理はこちらです!
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撮影:長尾 明子 |
料理をみる姿は、まるで自分の子供を見つめるようなやさしい眼差しです。
席について今日の成果をみなさん、じっくりと眺めながらにこにこ顔。
こんなにと大勢で「いただきます!」と言ったのは、どれくらいぶりでしょうか。みんなで囲む食卓は、美味しさも感動もひとしおです。
ひとつひとつの素材がそれぞれに個性を持っていて、その個性を調理の仕方で2倍にも3倍にも引き立たせているものばかりでした。
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撮影:長尾 明子 |
ボリュームたっぷりでしたが、美味しくてぺろりと平らげてしまいました。
よく見ると周りのお皿も、すぐに空っぽに・・。
今回、「暮らふとkitchen」を開催するにあたって、たくさんの方々にご協力いただきました。
まずはこの料理をさらに引き立たせていた、素敵な器たち。
実行委員各自で持参したものもありますが、ひときわ存在感のある器たちは「
くらしの道具」さんが提供してくださいました。「くらしの道具」とは、川口暮らふと実行委員でもある兵藤さんが市内で開いている、暮らしにうるおいを与えてくれる道具たちが集まるお店です。
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左の方が実行委員でもある兵藤さん。器の紹介をしてくれました。 |
大きさはワンプレートごはんということで、主に八寸皿をお持ちいただきました。
作者は愛知県に工房を構える松村英治さんの作品です。釉薬の濃淡が美しいものや、クラシックな佇まいの器たちですが、触ってみるとするりとしていて使い心地の良さそうな器ばかりでした。
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並べるとすごい数です! |
また「暮らふとkitchen」で使用した食材で、川口の野菜の他にもうひとつ忘れてはならないのが「麦味噌」です。
川口では、かつて江戸時代より麦味噌の醸造が盛んでした。多い時には10蔵近くの蔵元が川口にあったそうです。
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味噌ができるまで、大変な道のりだったそうです。 |
今回は、川口で麦味噌をテーマにさまざまな活動をおこなっている「麦MISO倶楽部」さんより、麦味噌を提供していただきました。
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麦MISO倶楽部のうつみ かづえさん |
コクがあるのが特徴の麦味噌。
お味噌汁や煮込み料理に使われることが多いそうですが、今回は胡麻味噌ドレッシングと味噌ミートソースに。
麦MISO倶楽部のうつみさんには参加者としてお料理に参加していただいたほか、試食の時にはパネルを使って麦味噌の説明をしてくださいました。
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川口の味噌醸造の歴史プチ講座は再発見の連続です。 |
そして、おいしいおかずになくてはならないのが、おいしいお米です。
今回は「お米農家やまざき」さんの、獲れたての新米をいただきました。
やまざきさんは、茨城県南西部で無農薬のお米作りをされています。
暮らふとkitchenには参加者としてお申し込みいただいておりましたが、なんと長尾さんとちょっとしたつながりがあり、そうしたご縁もあってお米を使わせていただくこととなりました。
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笑顔がとてもすてきな山崎 瑞弥さん |
新米そのままごはんとバターナッツごはん(五分付き米)はふっくら炊きあがっていて、とてもおいしくいただきました。
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ていねいにお茶を淹れてくださった春華園茶舗の蓮見さん |
最近では、ペットボトルやティーパックのお茶などもあり、急須でお茶を淹れることを知らないお子さんも多いそうです。
便利なものもうれしいですが、やっぱり急須で丁寧に淹れていただいたお茶は深みが増した味わいです。こういった場を通して、急須で淹れるお茶のおいしさを伝えていきたいとおっしゃっていました。
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ほっとひといきできる深蒸茶を淹れていただきました。 |
何気ない暮らしの中で食べているご飯や野菜や果物。
これらすべてのものには、土作りに始まり収穫にいたるまで、とても長い行程があります。生き物相手の仕事は成功することもあれば、時に上手くいかないことも少なくありません。
私たちはこのことを改めて知ることで、心からの「いただきます」と「ごちそうさま」の意味を知るのではないでしょうか。
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「ごちそうさまでした!」 |
それが、地元産のものならなおさらです。
ここ川口で穫れたものを川口でいただくことは高級なレストランや料亭でいただく料理よりも、もしかしたら、なによりのごちそうなのかもしれません。
まずは、川口にいる私たちが川口の良さに気付いてあげる、ということが地元を盛りあげていく第一歩なのではと感じました。
今回の「暮らふとkitchen」が、みなさんの暮らしを見つめ直すきっかけとなればうれしいです。
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みなさまのアンケートより「大満足」のお声を沢山いただきました。 |
参加者のみなさま、長尾さん、そしてご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
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みんなで記念写真をパチリ! |
※本イベントは平成25年 川口市民活動助成事業として開催しました。
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