October 28, 2013

イベントのようす ーライブー


Photo Gallery −ライブ−

今年、ライブに出演したアーティストは3人組の「tricolor」さんです!
演奏によって、さまざまな楽器が登場しました。




この楽器はコンサーティーナ。かわいらしい見た目とは違い、とても芯のある音です。


▲こちらはブズーキという弦楽器。初めて知る楽器ばかりです!


昼下がりの秋空のもと、豊かな音色が会場を包みこんで、道行くひとたちも足をとめてtricolorさんの音楽に耳を傾けていました。




素敵な時間が流れるライブとなりました!



また、芝生会場で「くつろぎ」を添えてくれたのが、ゴザです。



畳がある家庭が減ってきていますが、実は川口市はとても畳屋さんが多い地域なのです。

鋳物産業が栄えていた川口には、工場で働く職人たちが寝泊まりする長屋が多くありました。そこに利用されたのが畳だったため、同時に畳屋さんも栄えた、という歴史があります。

芝生にしかれたゴザに自然とみんなが集まって、お昼時やライブの時以外でも、思い思いの時間を過ごす場所となっていました。


【協力】


イベントのようす ー企画ブース(川口紹介ブース)ー


Photo Gallery −企画ブース(川口紹介ブース)−

毎年、川口のさまざまな産業を紹介するブースでは、ベーゴマ体験のほか、伝統織物「双子織(ふたこおり)」を展示・販売いたしました。

お隣の蕨市で生まれ川口に伝わった双子織は、しっかりとした印象もありながら、さらりとした手触りをしています。
柄の美しさだけではなく、とても丈夫という特徴があります。
触り心地を確かめながら、あまり知られていなかった川口の歴史に関心を示すお客さまがたくさんいらっしゃいました。
このイベントを通じてより多くの方々に、川口の織物産業について知っていただける機会となりました。



反物の展示や、グッズ以外にも双子織の歴史について分かりやすく知ってもらえるように、パネルでご紹介しました。



双子織復興会の徳丸さん、おんぼらっとの方々、COUTURE KAWAMURAさん、
ご協力ありがとうございました!

今では生産数が限られている双子織。多くのお客さまにご好評いただきました。



また、会場のなかでもひときわ盛り上がっていた場所は、ベーゴマ体験のブースです。




遊びに来ていたこどもたちは失敗と成功を繰り返しながら、少しずつコツをつかんでベーゴマ遊びに夢中になっていました!


【取材・協力いただいた方々】 ※順不同
 旭織物株式会社
 徳丸織物
 吉田織物
 中仙道蕨宿双子織復興会
 はたごっこ 




イベントのようす ー食ブースー


Photo Gallery −食ブース−

食ブースではお昼前からどれも人気で終始、行列ができていました!
焼き菓子やパン、ごはんにスープなど種類も豊富でどれにしようか迷ってしまいます。



開催直後からお客さんは早くも続々と食ブースに集まっていました!





どの出店者も工夫をこらしたフードばかりで、選んでいる時間も楽しみ方のひとつに。



お食事のあとはコーヒーやデザート片手に、芝生広場でゆったりとライブの鑑賞という方も多かったのではないでしょうか。
芝生ではお子様連れの家族がゴザやレジャーシートでのんびりされている光景を多く見かけました。



イベントのようす ークラフトブースー


10月19日(土)の川口暮らふとは天候にも恵まれ、会場全体が和やかな空気に包まれながら、たくさんのお客さまでにぎわっていました。

その様子を、ご紹介します!



Photo Gallery −クラフトブース−


当日は104組のクラフト作家の方々が出店いたしました!
分野はより多岐にわたり、色とりどりの作品たちが目に飛び込んできました。






少しだけ雨がぱらつく場面もありましたが、みなさんの想いが伝わったのか晴れ間が見える瞬間も。会場内をまわっていくうちにものづくりの奥深さを感じながら、つくり手たちの熱い「想い」に再発見の連続です










ブースの利用の仕方は出店者によって多種多様です。什器やテントなど作品のイメージにぴったりのチョイスで独創的な雰囲気があり、とても変化に富んでいました。













雨で中止になることもなく、無事に予定通り開催することが出来ました。

つくり手と、毎日の「暮らし」を大切にしているひとたちとの交流の場や、ひとつの出会いの場となってもらえることを私たちは願っています。

 

October 24, 2013

協賛いただいた方々


川口暮らふと開催にあたり協賛賜りました皆様、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
お陰さまをもちまして、今年で3回目を迎えることができた川口暮らふとは無事にイベントを終了し、回数を重ねる度にご来場いただくお客様より多くご好評をいただいてきました。
これからも、みなさまの声を大切にしながら実行委員一同尽力して参りますので、今後とも変わらぬご支援宜しくお願い申し上げます。



協賛いただいた企業・団体のみなさま


 KAWAGUCHI ART FACTORY

 あるぴいの銀花ギャラリー

 兵藤義記建築設計事務所

 クラフトカフェ

 株式会社アーシタン



川口暮らふと実行委員会






October 21, 2013

川口暮らふと、終了いたしました。


川口暮らふとは、今年も無事に終了いたしました。

雨天の心配もされましたが、開催中に支障のない天候で盛況のなか終了いたしました。

参加された出店者のみなさま、ご来場いただいたお客さま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

当日のようすは、後ほどブログなどでご紹介いたしますので、お楽しみに!


川口暮らふと実行委員会

October 19, 2013

本日、川口暮らふと開催です!


本日10月19日に川口暮らふとを開催いたします!

風が冷たいので、温かくしてお越し下さいね。
会場にて、みなさまがいらっしゃるのをお待ちしております!

October 18, 2013

伝統織物「双子織」をみんなで広めてみませんか?




双子織でつくられた帽子やブックカバー、ポーチたち。


今回紹介している伝統織物・双子織を当日、企画ブースにて切り売りします。
1,500 / 1メーター)

双子織の特徴(縞模様・丈夫さ・手触りなど)を生かして、バック、帽子、スリッパ、スカート、衣類、小物などのオリジナルアイテムをつくりツイッターで公開してください。

皆さんのアイディアで「双子織」をつないでいこうと考えています。

ツイッターで画像を公開する際は、ハッシュタグ「♯双子織」を必ず付けてください。
川口暮らふと(@kurafutokがリツイートします。



ハッシュタグとは・・・

#記号と、半角英数字で構成される文字列のことを Twitter上ではハッシュタグと呼ぶ。
発言内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号つきの発言が検索画面などで一覧できるようになり、同じイベントの参加者や、同じ経験、同じ興味を持つ人のさまざまな意見が閲覧しやすくなる。(ツイナビより)

【例】双子織りで○○を作りました。#双子織 

とツイートいただくと、双子織をつかって作った作品を皆で共有できます。





みなさまからの投稿をお待ちしております!


October 17, 2013

かつて川口市で盛んだった産業とは?



開催まであと2日となりました。
週末の天気は曇りの予報となっていますが、荒天とならないことを
かげながら祈るばかりです。


さて、川口暮らふとでは毎年さまざまな形で、地域の産業をお伝えしてきました。
”植木”を紹介した昨年に引き続き、3回目となる今年は”織物”を紹介します!




〜織物産業の歴史〜

川口市の北西部と、隣の蕨市に隣接する芝地区では、江戸後期から昭和初期にかけて、鋳物に次ぐ地場産業として機(はた)業が盛んでした。
みなさん、ご存知でしたか?

とくに綿織物を中心として、衣類から工業製品まで幅広く製造されていましたが、残っていた工場も昨年、とうとう閉鎖に。
織機(しょっき)工場の跡地は、住宅地へと姿を変えていきましたが、川口にある織物会社は長年培ってきた知恵や技、人脈を活かしながら、多様に対応する卸業者として継続されているのです。



能率のよい高機(たかばた)写真:蕨市立歴史民族資料館


〜希少な ”双子織(ふたこおり)”〜

私たち実行委員が、川口の織物の歴史を調べていくうちに辿り着いたものが・・・

双子織(ふたこおり)という織物。


これは、隣の蕨市で生まれたもので、江戸時代、畑の裏作として綿の生産を始めたことにより、衣服が作られたことがきっかけのようです。
江戸中期に、塚越村(今の蕨市塚越)で機屋を始めた高橋家。のちに江戸後期頃より創始者の次代(6代目新五郎)が開発した「二夕子織」が評判となり、江戸で広く知られるようになりました。
それから幾度も改良を重ね、2本の糸をよって織られたものが「双子織」と呼び名を変え、蕨にとどまらず、現在の川口市やさいたま市にも織物業が広がりました。


双子織の生地

しかし、時代が進み機械化に遅れをとったことで、昭和に入ると急速に衰退してしまいました。
現在では、「中仙道蕨宿双子織復興会」の方々がこの双子織の復元・復興に力を入れ、必要に応じて群馬県の工場で生産(機械織)をしています。
また、有志で結成された「はたこっこ」の方々が講師として吉田金造氏(吉田織物)を招き、蕨市立歴史民俗資料分館にて当時の双子織を手機で再現、また研究・普及活動に励んでおられます。


みなさんも、ぜひ会場で実際に生地に触れながら、川口市の機織産業の歴史にもふれてみませんか?


【取材・協力】 ※順不同
旭織物株式会社
吉田織物
中仙道蕨宿双子織復興会
COUTURE KAWAMURA
はたごっこ
おんぼらっと

参考文献】 
「織物のまち・蕨」(蕨市立歴史民俗資料館)より一部引用