October 16, 2011

インタビュー10・・・pièce de souco

筒描きという染色技法を使い、絵を描くように布を染め、制作活動していらっしゃる pièce de souco の須佐莉恵さんにお話をうかがいました。

Q1.先ずは、気になるお名前souco(すうこ)について教えていただけますか。
ちいさい頃、大切な友達から初めてもらったニックネームをブランド名にしました。日々の生活の中で感じる私の色や形をそのまま布に表現していきたい、という気持ちがこめられています。

Q2.筒描きについて教えていただけますか。
筒描きは日本の伝統的な染色技法で、たくさんの行程で染めていきます。
もち米とぬかを染料に混ぜた色糊を作り、筒に入れて、絞り出しながら1色ずつ染めていきます。型は使わずに1点1点すべて手作業で染めていきます。

Q3.染色方法はいろいろとある中で、筒描きをお選びになられたのはどうしてですか。
筒描きは型とは違い、制約のない中で自由に線を描く事ができることが最大の魅力です。私は絵を描く事が好きなので、筒描きを選びました。
また、筒描きは季節や天候に左右され、行程も多いので時間のかかる作業ですが、他の染色技法とは一味違う、深みのある色に染まります。
日本の伝統工芸の力を借りて表現する、という事に日々感謝しながら1つ1つ大切に制作しています。

Q4.川口暮らふとには、どのような作品が並ぶ予定でしょうか。アピール、メッセージなどありましたらお願いします。
1点ものの布バッグや小物を出品する予定です。どうぞよろしくお願い致します。

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